女の争いは水面下で
3人で遊ぶようなことがあっても、決して顔色を変えません。
心のなかでは燃えるような嫉妬心を抱えていたとしても、親友の前では絶対にそんな顔を見せないのです。
彼が選ぶのは、私か親友のどちらかという、女同士の真剣な戦いだからです。
この戦いに勝っても負けても、私たちの友情が戻ることはないだろうと、お互いに気づいていたかもしれません。
逆にいえば、メスの本能である群れることを捨てて、孤独になることを承知で戦った私たちには、戦いに負けることを、絶対に許さないオスの本能もはいっていたかもしれません。
こうして彼を手に入れるために、数ヶ月に及んだ戦いが、ついに終わりを告げるときがきました。
結果はわたしの惨敗でした。